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ヴィレッジヴァンガードのような、良い意味のジャンク本
(2007-09-04)
SFやアニメでも脇に置かれているようなものを、ごたまぜに語った本。後半は、年表その他の資料集。前半にしても、ネットで探せば出てくるような資料とトリヴィアルネタの寄せ集めっぽく、著者が自分の言葉で語っているところは少ない。
だが、おもしろい。なぜかというと、項目の採り上げ方に抜群のセンスがある。ハマーだのタツノコだの、スティーヴン・キングだのを、ジャンルを越えて、手塚や宮崎やディズニーとまったく同列に並べてしまうことによって、メディアにおけるクリエイティヴな情熱に、ジャンルも優劣も無いことを見せつける。世間的に、当たる、はずれるは、時の運だが、マイナーと思われるようなものでも、しっかりと作られているなら、根強いファンが掘り出し、楽しむもの。
でも、『スター・トレック』がない。円谷を猿まねした東映の『キャプテン・ウルトラ』とともに採り上げてほしかったのに。
ジャンル映画・メディアの簡潔なリスト
(2006-08-11)
専門学校の教科書が母体となっているとのことだが、
日本でのジャンル映画、映像の受容、展開を簡潔にまとめて
あり、ところどころにはウンチクやコレクション自慢を交えながら
楽しく懐かしく読める。
このようなものが一冊欲しかった、という本。
個別のテーマは個別に追求していけばいいけれど,お互い話が
通じるような、家で言えば土地に水道管電気基礎工事見たいな本。
最近忘れっぽくなってしまった年期の入ったSFファン、映画ファン
の集いでも、一冊あると役立つでしょう。そんな機会の多い人も、
買いですね。
深い切り口と平易な文体、ベラボウな面白さ
(2006-06-09)
■浅尾典彦氏は、大阪を拠点に特撮やSFの催しなどの活動をしているサークル夢人塔(むじんとう)の代表で 専門学校講師、日本SF作家クラブ会員。SF映画ポスターのコレクターとしても国際的に有名な存在である。
■私は2005年夏、旧知の池田憲章氏が浅尾氏主催の「アウターリミッツ」上映会で解説をするというので、大阪日本橋のミニ・シアターに出掛けたことがあった。その時、ご本人に会う機会を得て大変お世話になり、そのまじめな姿勢に好感をもった。
■ファンやコレクターは数多いが、きちんと催しを開き地に足をつけた活動を継続することは並大抵でない。浅尾氏はそれをしている人だ。中島らもさんとも交流があった。
■本書は映像専門学校のテキストとして書かれたものを発展させた内容で充実度が凄い。映画の歴史から始まり、ディズニー、ハリーハウゼン、手塚治虫、円谷英二、宮崎駿、ハマー・フィルム、タツノコ・プロ、アウターリミッツなどについて、非常に深い切り口と平易な文体で解説していて、これがベラボウに面白いのである。
■また 110頁もある巻末の資料頁(全体の4分の1超の分量)の充実度も凄い。浅尾氏は、世界二十か国を映画ポスター資料収集のために歩いたという強者だ。ぜひそのあたりのエピソードをまとめた本も出してもらえるとありがたい。
価値のある一品。
(2006-04-23)
私は某アニメ専門学校に通っているのだが、その中で年下の子達と話した時、あぁ、今の子は作品を見てないなぁと痛感した事がある。そんな時代だからこそ、こんな本が世の中に出るというのはマンモスうれぴー事である。若者達よ!これを見て、フムフム。いゃあ、おもろいわぁ〜。あんたこれ見てみ?と、友達にオススメしょうぜ!(後ろの方には作品の年表がついてて、マニアには嬉しい限りだぜ!)
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